丸の内イノベーションパートナーズは当社が運営するMarunouchi Climate Tech Growth Fund L.P.（以下総称して「MIP」）を通じて、高効率かつ水素等の次世代燃料を含めた複数の燃料をシームレスに利用可能なリニア発電機を開発・製造する米国カリフォルニア州発のスタートアップであるMainspring Energy, Inc.（以下「Mainspring」）に出資いたしました。

Mainspringのリニア発電機は、長年実用化が困難とされていたピストンの直線的な運動エネルギーをそのまま発電に利用する革新的な技術と、発電時の燃焼を最小限に抑える技術の導入に成功し、従来の燃焼エンジンに比べて高い発電効率とNOx排出の大幅削減を達成しています。

電力需要の増加や送電網の接続制限により、データセンターを含む広範な産業セクターで迅速な電力確保の重要性が高まっています。同時に、供給の安定性、価格、持続可能性といった要素も引き続き重視されており、これらをすべて満たす電力ソリューションの需要が拡大しています。

Mainspringのリニア発電機は、天然ガス・水素・アンモニアなど複数のガス燃料にシームレスに切り替え可能であり、この燃料の柔軟性は、多様なエネルギートランジション戦略やサステナビリティ目標の達成に貢献する技術として注目を集めています。

–
Shannon Miller CEOコメント：
「MIP の投資ポートフォリオは、エネルギー・気候変動分野の革新的な企業で構成されており、その一員となることを光栄に思います。MIPはクライメート投資においてグローバルにリードしており、ポートフォリオ企業に知見をもたらしてくれるでしょう。」

MIP代表取締役CEO 兼 CIO　三好一郎コメント：
「Mainspring社のリニア発電機技術は、世界中で増大する電力需要に即効性のあるソリューションを提供するとともに、クリーンなエネルギー供給にも貢献すると注目されています。今後、Mainspring社および同社の著名な投資家と共に、迅速かつ持続可能な電力ソリューションの提供をサポートできることを楽しみにしています。」

–
投資対象先のプレスリリースにつきましては、以下リンクよりご覧ください。
https://www.mainspringenergy.com/news/mainspring-secures-258-million-in-financing-to-scale-linear-generator-business/