1. 丸の内イノベーションパートナーズ株式会社（以下、当社という）は、環境・社会・コーポレートガバナンス（ESG）課題が投資先企業の企業価値および当社の投資パフォーマンスに与える影響を認識し、ESG課題への考慮および理解をその投資活動における重要な要素として組み入れることとしており、本ESGポリシーは当社の係る方針につき制定するものである。

2. 当社はスチュワードシップ責任を果たすため、投資先企業の経営陣、投資家、その他利害関係者との積極的な対話を通じて投資先企業におけるESG課題への取組みを把握すると共に、投資先企業がESG課題に対して適切に取り組むよう働きかける。

本ESGポリシーは、当社による投資活動及び情報開示に適用される。

当社は、投資検討及び投資後のモニタリングにあたり、以下に示すESG課題に関連する各項目を考慮して取組む。

1. 環境

   • 環境保全及び公害（大気、水質、土壌、騒音、振動、地盤沈下、悪臭）の防止

   • エネルギー効率向上

   • 自然災害への対応

   • 廃棄物管理、有害物質への対応

2. 社会

   • 人権尊重及び人権侵害の回避

   • 労働安全衛生の確保、労務管理関係の適切化

   • あらゆる形態の強制労働及び児童労働の回避

   • 差別的な労働慣行の排除

   • 製品の不正販売禁止

   • 製品安全性の確保

   • 非人道兵器、たばこ製品の製造への関与の回避

3. コーポレートガバナンス

   • 反社会的勢力との関係排除

   • マネー・ロンダリングの禁止

   • 企業倫理の徹底（不正行為、過失行為、贈収賄）

   • コンプライアンス

   • 経営体制の適切な構成及び運営

   • 反競争的行為の禁止

   • 内部統制

4. 気候変動

   当社は、気候変動に起因する事象が当社及び当社の投資先企業に及ぼす潜在的な影響を認識し、投資活動において重要なリスクの管理に努める。

当社は、以下の通りESG関連事項を考慮に入れた投資活動を行う。

1. スクリーニング

   投資候補先企業の選定において、ネガティブスクリーニング基準をもとにスクリーニングを実施する。

2. デューディリジェンス

   投資検討の中で識別された重要なESGリスクに関して、デューディリジェンスにおいて必要に応じて外部専門家も起用の上、ESG関連項目のデューディリジェンスを実施する。

3. 投資実行時の働きかけ

   デューディリジェンスにおいて重要なESG課題が特定された場合には、投資契約の締結前に潜在投資先に対して当該ESG課題への対応と継続的改善、並びにESGに関連する法令遵守を求めることとする。

1. 当社は、投資検討時に識別されたESG課題をモニタリングし、必要に応じて、投資先企業からESG活動に関する報告を求めると共に投資先企業のESG活動プラン策定等の支援を図る。

2. 投資先企業において環境問題や法律違反等のESGに関連する重大なインシデントが発生した場合には、当社はその詳細や発生原因等について速やかに当該投資先企業に報告を求めると共に、再発防止に向けた働きかけを行う。

当社は、投資先企業において発生したESGに関連する重大なインシデントにつき、投資家に対して速やかに報告する。

当社は、ESGに関する動向の把握に努め、必要に応じて本ESGポリシーを変更する。本ESGポリシーの変更は取締役会の決議によるものとする。